【映画】22年目の告白 ー私が殺人犯です|稀代の名優・藤原竜也の圧倒的な存在感!

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22年目の告白 ー私が殺人犯ですー 事件映画

映画データ

タイトル22年目の告白 -私が殺人犯です-
おすすめ度★★★★☆
監督入江悠
キャスト藤原竜也伊藤英明、仲村トオル、
岩城滉一、平田満、夏帆、
野村周平、石橋杏奈、岩松了
公開2017年6月10日
原案韓国映画「殺人の告白」
上映時間116分
興行収入24.1億円

あらすじ(ネタバレなし)


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1995年1月4日、東京都足立区で飲食店経営の夫婦が襲われ、夫が殺される。この事件を皮切りに都内で3月までに他に3件の殺人が起きるが、いずれも手口は同じ。
そう、これは同一犯による連続殺人事件だったのだ。

狙われるのは、夫婦かカップルだった。被害者は椅子に向い合せで拘束され、1人目の殺害シーンをもうひとりが見せつけられていた。そして2人目が「次は自分の番」とあきらめたところでなぜか解放されていた。

そんな犯行が4件続き、警察もさすがに焦りが見え始めた。そんな中、警察の罠にかかり犯人が現れる。追い詰めたのは27歳の若手刑事・牧村航(伊藤英明)だった。2人は揉み合いになるが、犯人の抵抗は思いのほか強く、牧村は劣勢となってしまう。

そして逃げられる寸前、牧村の撃った拳銃の弾が犯人の肩に命中するが、犯人を捕らえることはできなかった。

担当刑事も標的に

それからしばらく経った4月27日のこと。牧村刑事のアパートが襲われる。
当時、牧村はとその彼氏と3人で暮らしていた。神戸に住んでいた妹たちは、阪神大震災で住む場所を失い、兄の牧村を頼って同居するようになっていたのだ。

牧村刑事たちが駆け付けた時、部屋には誰もいなかった。不安になる牧村。その時、先に部屋に入った先輩刑事が犯人の仕掛けたにかかり、爆死してしまう。
これは肩を撃たれた犯人の報復で、先輩刑事は牧村の身代わりとなったのだ。

これで連続殺人は5件となり、被害者も5人。
事件はこれ以上続かなかったが、依然として妹の行方はわからないままだった。

捜査はその後も続けられたが、進展はなく15年の月日が流れた。
現在、殺人事件の時効は撤廃されているが、事件当時はその法改正の前。皮肉なことに牧村のアパートが襲撃された4月27日は、時効廃止が施行される前日だった。

そのため、2010年4月27日、15年前の連続殺人事件は公訴時効が成立してしまった。

2010年4月27日「刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律」が成立、同日から施行となっている。これにより、2010年4月28日午前0時以降に発生した殺人事件に関しては、公訴時効がなくなった。

22年の月日が流れて・・・

時効成立からさらに7年後、事件から22年経ったある日、衝撃的な出来事が起こる。
自分は、あの連続殺人事件の犯人」と名乗るが現れ、事件の告白手記を出版するというのだ。

世間は色めき立つ。
颯爽と記者会見会場に姿を見せた男の名前は曾根崎雅人(藤原竜也)。大方の予想を裏切り彼はイケメンだった。
瞬く間に ”時の人” となった曾根崎は女性から圧倒的な人気を得て、手記もベストセラーに。
これにいち早く反応したのが、当時この事件を追っていたジャーナリストの仙堂俊雄(仲村トオル)だった。彼はいまや人気報道番組「NEWS EYES」のメインキャスターを務める有名人になっていた。

「生放送で」という条件付きで番組に出演した曾根崎に、仙堂は辛辣な質問を浴びせる。仙堂は「告白手記には重要な部分が抜けている」と指摘したうえで、「真犯人を名乗る男」がほかにもいることをぶつけてきた。その男は、真犯人でなければ持っていないはずの情報を提示していた。

仙堂はこの男と接触し、番組への出演を取り付ける。当然、曾根崎にも出演を依頼、彼はこれを受けた。

役者はそろった

数日後、スタジオには曾根崎牧村刑事、そして「真犯人を名乗る男」が集結
犯人だと主張する2人の男の対面に、スタジオは極度の緊迫に包まれる。

はたして、このの主張はただの狂言なのか・・・?
それとも、曾根崎の告白がなのか・・・?

ラストまで目が離せない。

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かなり面白い映画

公訴時効が撤廃された今、「時効」をテーマにした作品は、今後作られることはないかもしれません。そう考えると貴重な作品です。

 

この作品、「時効」というコンセプト自体も興味深いですが、ストーリーも良くできていると思います。多少強引というか、無理のある展開も感じましたが、そこは映画ということで許容範囲です。

「22年前の殺人犯・曾根崎雅人」というミステリアスな役に、藤原竜也をキャスティングしたのも絶妙です。やり過ぎず、ちょうどいい不気味さが出ていたと思います。さすがにあの天才演出家・蜷川幸雄(2016年没)に見込まれただけのことはありますね。

 

演出面で気になったのは、曾根崎の登場に対する周囲の反応です。
まずは被害者の子ども。怒りや悲しみはあって当然ですが、彼の登場に対していきなり温度が高すぎる気がしました。まるで昨日殺されたかのような強いリアクションに少し違和感を感じました。22年経っていることを考えると、もう少し”内に秘めた感情”のほうがリアリティーが出ると思います。

 

もうひとつは世間の(特に若い女性の)反応。曾根崎が登場して次のシーンではもうファンが熱狂していましたが、少し”様子見の期間”というか、”世間の戸惑い”を演出で見せたほうがいいのでは?と感じました。

 

ただ、感想をひと言でいうなら「面白かった。見たほうがいい」です。

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