【映画】復讐するは我にあり｜あの西口彰事件を完全映画化！

タイトル	復讐するは我にあり
おすすめ度	★★★★☆
監督	今村昌平
キャスト	緒形拳、三國連太郎、ミヤコ蝶々、倍賞美津子小川真由美
公開	1979年4月21日
原作	「復讐するは我にあり」佐木隆三
上映時間	140分
興行収入	6億円

5人を殺害した西口彰事件の完全映画化作品！

あらすじ
- 旅館の女将・ハルとの出会い
日本の映画賞を総ナメ！
実際の事件にかなり忠実

あらすじ

【復讐するは我にあり】を無料トライアル（期間中の解約OK）で見よう！

専売公社の職員2名を殺害して集金の金を奪った榎津巌（緒形拳）は、詐欺をくり返しながら逃走を続けていた。榎津は奪った金で携帯ラジオを買ったが、この金に殺害時の血痕がついていたことから容疑者となり指名手配される。

榎津は、フェリーから身を投げたように偽装するも、警察には見破られていた。そのため愛人や九州の自宅にも警察の捜査の手が入った。榎津の自宅は別府温泉で旅館を営んでいたが、ここには両親と妻の加津子（倍賞美津子）が住んでいた。加津子は敬虔なクリスチャンである義父・榎津鎮雄（三國連太郎）を敬愛しており、榎津は2人の関係を疑うほどだった。

自殺の偽装が通用しなかったため、榎津は逃走しながらも詐欺で金を稼ぐしかなかった。福島県、北海道で詐欺を働いたのち、千葉県にやってきた榎津は、裁判所で被告人の家族に接近。弁護士を装い保釈金を預かる手口で、10万円をせしめる。

その後、偶然のことから池袋に住む高齢の弁護士と知り合った榎津は、仕事の依頼と称してこの弁護士に接近する。うまく口実をつけて弁護士のアパートに上がり込んだ榎津は、この弁護士を殺害。部屋中をかき回し5万円を奪って逃走する。

旅館の女将・ハルとの出会い

やがて浜松にやってきた榎津は、ある旅館に大学教授を装って宿泊。宿の女将・浅野ハル（小川真由美）は次第に榎津に惚れ込み、2人は肉体関係を持つようになる。ハルは旅館のオーナーの情婦であったが、ハルの母親はこの男の機嫌を取りながら、競艇に明け暮れる日々を送っていた。

ある日、榎津は池袋からハルに電話をするが、喜んだハルは池袋まで榎津に会いに行く。2人はホテルで体を重ねたあと、映画でも見ようということになった。映画館に入り本編が始まる前、短いニュースが流れたが、それは榎津の殺人事件のニュースだった。これにより、ハルは榎津の正体を知ってしまう。ところが榎津に惚れていたハルは、通報するどころか彼を自分の旅館に匿う。それを知ったハルの母親は、榎津に自分たちの前から消えるよう要求した。

しばらく3人の奇妙な共同生活が続くが、やがて榎津はハルと母親を殺害してしまう。殺害後、彼は2人の所持品を質屋に売り払った。さらに旅館の電話の権利を売りに行くために、質屋の車に乗り込むところをある女性に目撃される。

この女性は以前、榎津を客に取ったことのある売春婦だった。彼女はテレビのニュースで榎津の正体に気付いていた。

「あの指名手配犯の男が、旅館の電話の権利を売ろうとしている」

このことに違和感を抱いた彼女は、迷ったあげく交番に駆け込むのだった。

【復讐するは我にあり】を無料トライアル（期間中の解約OK）で見よう！