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横浜・深谷連続殺人事件|最悪な主従関係、2人はマジンガーZ?

横浜・深谷連続殺人事件日本の凶悪事件
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横浜・深谷連続殺人事件

2008年、2009年に横浜市と埼玉県深谷市で起きた殺人事件である。
横浜市では出会い系サイトで知り合った女性を、埼玉県深谷市では自分たちの叔父を殺害した。
主犯・新井竜太が、従兄弟の高橋隆宏に指示して殺害を実行させたとされる。
埼玉県の裁判員裁判で、初めて死刑が求刑され、死刑判決が出されたのも初めてだった。

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事件データ

主犯新井竜太(当時41歳)判決:死刑
共犯高橋隆宏(当時37歳)判決:無期懲役
事件種別連続殺人事件
発生日 2008年3月13日、2009年8月7日
場所横浜市、深谷市
被害者数2人
動機金銭目的
キーワード保険金、洗脳
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事件の経緯

主犯の新井竜太(当時41歳)と共犯の高橋隆宏(当時37歳)は従兄弟いとこ同士で、母親同士が姉妹だった。
高橋は新井のことを、”何でもできるすごい人”と思い、ずっと新井について行こうと考えていた。新井の考えたことを、高橋が実行するような関係だった。

マジンガーZ

新井は、2人の関係を”マジンガーZ”というロボット・アニメに例え、新井がで、高橋がだと言っていたが、高橋はそれに納得していた。

マジンガーZ

ホバーパイルダー(赤い乗り物)には操縦者が乗っているが、頭に合体することで、ロボット本体も操縦できるようになる。
合体することを”パイルダーオン”と呼ぶ。

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横浜事件

高橋と被害者・安川珠枝さん(46歳)は2006年、出会い系サイトで知り合った。安川さんは高橋に惚れ込んでいて、言われるがまま夫に無断で離婚し、高橋の元へとやってきた。

その後、安川さんは、新井と高橋の意のままに操られるようになる。彼女は完全に2人の金づるだった。高橋と養子縁組をさせられたり、借金を作らされたりしている。養子縁組は、安川さんの財産を相続できるようにするためだった。さらには、無理やり売春させられたあげく、儲けは取り上げられていた。

2007年には通帳詐欺で有罪判決を受けるが、このとき詐取した金は、当然のごとく高橋が取り上げている。これらはすべて新井の指示で、搾取した金もふたりでわけていた。
このように、”金銭を得る道具”として安川さんを利用していたが、次第に利用価値が薄れ、彼女は邪魔になっていった。

このころ安川さんは、売春させられていることを新井の母に言い、新井は母親に問い詰められた。新井は否定してやり過ごしたが、このことで安川さんに対し腹を立てていた。
そういった事情もあり、2007年9月頃、新井は安川さんに保険を掛けて殺害し、保険金を騙し取る計画を立てる。そしてそれを聞かされた高橋は、その考えに感心したという。

万一、保険金が安川さんの子どもに渡った場合のことを考え、彼女に架空の借用書を書かせて回収できるようにもした。借用書は、安川さんに逃げられないようにするための縛りとしても機能していた。

2008年3月11日深夜、高橋は、新井から殺害の具体的な計画を聞かされる。彼には借金もあり、欲しい車のために金が欲しかった。それに ”断ると新井に捨てられる” と思い、二つ返事で承諾した。
殺害方法は、まず安川さんに睡眠薬入りの飲み物を飲ませて眠らせる。そのうえで、水を張った浴槽に沈めて溺れさせる、という計画だった。

また、犯行時は新井はアリバイを作るために外出すること、死亡時刻を分からなくするために、風呂を追い炊き状態にすることも決めた。
殺害後の警察などの対応や、保険金請求の手続きは、すべて新井が引き受けることになった。

横浜・深谷
安川さんはこの家で殺害された

2008年3月13日未明、睡眠薬15錠ほどを細かく刻み、ドリンク剤2本に分けて入れた。新井は、1本は試し用で1本は本番用だと言った。
午前2時半頃、高橋がそのうちの1本を安川さんに飲ませたところ、彼女は数分で眠った。

安川さんは午前5時から5時半頃、起きてトイレに行ったが、まともに歩けていなかった。トイレから出てきた時、トイレットペーパーを尻尾みたいにひきずっており、皆に笑われたが、全く反応していなかった。そして、彼女はまたすぐに寝てしまった。

午前8時頃、新井と母親は事務所を出発した。高橋は寝ている安川さんを起こし、本番用のドリンク剤を飲ませた。
そして、15分後。軽くたたいたりゆすったりしても安川さんが起きないのを確認して、午前9時頃、計画通り入浴中の事故に見せかけて殺害した。

風呂を追い炊き状態にするなどの偽装工作をしたあと、新井に連絡をして迎えに来てもらった。それから、新井の母親と3人で近くのファミリーレストランに行って朝食を取った。
そして、3人で事務所に戻った時、新井の母親が浴槽内に沈んでいる安川さんを発見した。

通報を受けて駆け付けた神奈川県警は、泥酔して水死したという新井の説明を鵜呑みにし、司法解剖を行なわなかった。後日、保険会社から問い合わせが来た時も、再捜査を行わなかった
そのため2008年7月31日、保険金3600万円が高橋の口座に振り込まれている。

保険金請求の準備や手続きは、ほとんど新井が行っていた。新井と高橋は銀行に行って全額を引き出し、新井は全額を管理した。
高橋は、借金の返済と生活費として600万円、車の購入代金200万円、合計800万円を受け取った。
一方、新井は、約280万円で車を、約52万円で内妻方の各種電化製品をそれぞれ購入。さらに、未払いだった本妻方や内妻方の家賃や光熱費も、保険金から支払った。ほかにも、滞納していた内妻の治療費合計227万円、内妻あるいは本妻らと旅行して合計30万円余りを使っている。

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深谷事件

新井と高橋の叔父・久保寺幸典さん(64歳)は、埼玉県深谷市でひとり暮らしをしていた。

2009年4月27日、隣家の火災により久保寺さんの家が一部延焼した。これにより久保寺さんには、県民共済から火災共済金946万円余りが振り込まれた。
さらに、別の保険会社から火災保険金825万円を請求する際には、新井の助けを借りた。

その時の手際の良さに感心した久保寺さんは、500万円を新井に預け、運用して増やすよう依頼した。
新井は、高橋の紹介した人間との間で葬儀屋を立ち上げ、2000万円くらいの融資を受けて儲ける、といったことを考えついた。

新井は、久保寺さんに葬儀屋を始めることを勧めたが、久保寺さんは乗り気になっていた。そして、このための口座を開設し、そこに500万円を振り込んだ。通帳印鑑は新井に預けた。

2009年7月、久保寺さんは自身の姉のこの件を話したところ、久保寺さん本人の体調が芳しくないことや、葬儀屋は簡単にできる仕事ではないことを理由に反対される。姉の説得に納得した久保寺さんは、新井に通帳等の返還を求めたが、新井は返そうとしなかった。

そのため8月4日、口座を利用停止にして、残高を調べてみたところ2~3万円しかないことがわかった。
久保寺さんは激怒した。8月6日、説明のため訪ねてきた新井に対し、「金を返せ。裁判を起こす。弁護士にも言ってある」などと言い放った。それを聞いた新井はかなり焦っている様子だった。

その日の昼頃、新井と高橋は、埼玉県東松山市内のファミリーレストランで会った。
新井が「叔父(久保寺さん)が金を返せと言っている。さらに自分の子供の悪口を言ってきた」などと話し、その後「もう許せねえ、殺してくれないか」などと頼んできた。

高橋は、すでにひとり安川さんを殺害していたし、新井が儲かれば自分も儲かるなどと考え、それを承諾した。その場で、新井から久保寺さん方の合鍵を渡され、久保寺さんが寝たあとの夜10時以降に決行することになった。

計画では、自殺に見せかけるために久保寺さんの家の包丁を使うことになっていた。でも、「万一切れる包丁がないと困る」と高橋が言うと、新井もそれに同意して内妻方の包丁を使うことになった。
そして、川崎市内の新井の内妻方に行き、高橋は新井から包丁を手渡された。

殺害決行

8月6日午後11時頃、高橋は久保寺さんの家に到着した。家に入ると、予想に反して久保寺さんは起きていた。仕方がないので、高橋は2人で酒を飲みながら話をした。
このとき、高橋は新井に対し「叔父が起きていた。自殺の偽装は無理。もみあった形で殺す方法でもいいか」という内容のメールを送信した。

2人の酒盛りは、日が変わっても続いた。そして7日の早朝、久保寺さんがやっと寝たので、高橋は新井にそのことをメールで報告。高橋は、どちらかというと中止にしたい気持ちもあり、それを期待して「近所の人に声を聞かれた」という文言を送った。
しかし、新井からの返事は「状況判断は任せる。今が問題ないと思う」という内容だった。これは、決行しろ、という意味だと高橋は理解した。

高橋は、軍手をはめて準備してきた包丁を取り出し、久保寺さんの胸を刺した。刺し傷は、胸から背中に貫通する深いものだった。殺害が完了すると、新井に対し「終わりました」という内容のメールを送信した。

しばらく待ったが、返信がないので電話をかけた。新井の指示は「戸締まりを確認しろ。もう明るいので、夜まで待て」という内容だった。しかし、高橋は遺体のある家で夜まで待つのは嫌だったので。「待てない」と答え、高橋は久保寺さんの家をあとにした。その足で、川崎市内の新井の本妻方に行き、新井と合流した。

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事件発覚

殺害から2日経った2009年8月9日午後、久保寺さんの家の洗濯物が干されたままになっているのを、不審に思った友人が警察に通報した。そして駆け付けた警察官が、室内で久保寺さんの遺体を発見、包丁が胸から背中にかけて貫通していた。
埼玉県警は当初、遺体に争った形跡がなく、室内も荒らされていなかったことから自殺とみていた。しかし、遺書もなかったため、他殺の可能性も視野に入れて捜査した。しかし、この時点で、捜査の手が新井と高橋におよぶことはなかった。

詐欺事件で逮捕

叔父の久保寺さんを殺害してから、約10カ月が経った2010年6月。

新井と高橋は、別の詐欺事件で逮捕されていた。2人は 2008年年11月4日、ふじみ野市で交通事故を偽装し、保険会社から約85万円を騙し取っていたのだ。
一方、久保寺さん殺害の捜査も、進展をみせていた。埼玉県警は、新井と久保寺さんとの間に、葬儀会社の設立資金500万円をめぐるトラブルがあったことを突き止めていた。

そんな中、6月20日に高橋は安川さん殺害について、上申書を作成して自首をした。
6月25日には、容疑が強まったとして久保寺さん殺害容疑で2人は再逮捕、11月4日には安川さん殺害についても新井、高橋は逮捕されることとなった。さらに、2011年1月20日には、安川さん死亡時の保険金を騙し取った容疑についても2人は逮捕された。

神奈川県警は、安川さん殺害について事故死と断定したことについて「関係者の供述を鵜呑みにし、徹底した周辺捜査を怠った」「事件性が低いと判断して解剖もせず、水死の背景を明らかにする機会を失った」として、当時の神奈川県警の初動捜査ミスを認めた。安川さんの事件については、検視官の臨場や司法解剖も行われず、保険会社の問い合わせがあるまで、保険金の加入状況も把握できていなかったという。

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公判~判決まで

新井竜太

裁判は、新井無罪を主張、高橋が起訴事実を認めたため、公判は分離された。

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高橋隆宏の判決

2011年6月27日、さいたま地裁にて初公判が執り行われた。
2011年7月6日、検察側は実行犯である高橋に対し、極めて悪質で動機に酌量の余地は全くないとして死刑を求刑した。
7月9日の最終弁論で、弁護側は「新井が主導的立場であり、高橋は服従する関係にあった」こと、「高橋の自白で、事件の全容が解明できた」として、情状酌量による無期懲役を求めた。

7月20日、さいたま地裁は弁護側の主張をほぼ認め、無期懲役判決を言い渡した。
検察側、弁護側ともに控訴せず、判決は確定した。

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新井竜太の判決

2012年1月17日、新井竜太被告の第一審初公判が、さいたま地裁で開かれた。

新井は、安川さん、久保寺さんの両名の殺害について、ともに否認した。
安川さん殺害については「事故死だと思っていた」と説明、死亡保険金3600万円の詐取についても「事故死なので詐欺ではない」と主張した。

検察側は冒頭陳述で、「借金を踏み倒すため、安川さんに養子縁組をくり返させたり、売春させるなど、金づるにしていた」ことを明らかにした。そして、高橋受刑者から「思ったより稼げなくなった」と相談され、保険金殺人を提案したと指摘。さらに、安川さんが売春について新井被告の母親に告げ口したことに怒り「睡眠薬を飲ませて浴槽に沈め、事故に見せかけて殺すよう、高橋に指示した」と主張した。

弁護側は、遺体が司法解剖されていないことから「睡眠薬を飲まされたという証拠はない」と主張。「仮に殺害があったとしても、高橋受刑者の単独犯行」とし、新井被告の指示を否定。「一連の事件で被告人は何もしていない。2人の間に、服従関係はなかった」と訴えた。

2月15日の論告で検察側は、新井被告が死亡保険金の入手や金銭トラブルから逃れるために2人の殺害を計画したと主張。新井被告が高橋受刑者に、2人の殺害方法を指示し実行させたと指摘。そして、「極めて計画的で残虐な犯行。だまし取った保険金の約8割が新井被告の分け前となったことなどから、被告が首謀者であることは明らか。2人の尊い命を金銭的利欲のために奪った犯行の悪質さ、遺族感情などに照らして極刑以外にない」と述べた。

最終弁論で弁護側は、「犯行は高橋受刑者が決断・実行したもの。責任を転嫁された」として改めて無罪を主張した。
最終陳述で新井被告は、「女性が高橋から自立する手助けをした。男性は一番仲の良いおじだった。事実を伝えたい」と、便箋9枚にわたる文面を読み上げた。そして「事実と違う過去を押しつけられ、私は犯人に仕立て上げられた。どうか適切な判断をしてください」と述べた。

判決で裁判長は、「高橋受刑者と交わしたメールと照らしても供述は不自然不合理で信用できない」と新井被告側の無罪主張を退け、「主導的立場で高橋受刑者を意のままに動かした」と指弾した。そして、「保険金の7割を超える2800万円を受け取っている。命を多額の金銭に換えた、利欲的でおぞましい動機に酌量の余地はない。遺族も極刑を望んでいる。反省や改悛の情もうかがえず、刑事責任は重い」と述べた。

埼玉県内の裁判員裁判では、初の死刑判決となった。2月28日、弁護側は判決を不服として、東京高裁に控訴した。

控訴審

2012年7月31日の控訴審初公判で、弁護側は「殺害は高橋受刑者の単独犯行」と無罪を主張。新井と高橋のメール記録を高裁に証拠申請した。検察側は不要と主張し、高裁は留保、そして2013年3月18日、結審した。

判決で裁判長は、「殺害を認めた一審判決に誤りはない。共犯の高橋受刑者の証言は信用でき、新井被告が主導的立場だったと認められる」と、殺害を指示したと認定。刑を選択した一審判決について、「判断に誤りはない」と述べた。そして「犯行はいずれも計画性が高く、冷酷で非道。身勝手な動機に酌量の余地はない」と述べた。

2013年6月28日、弁護側は最高裁へ上告した。

上告審

2015年10月23日の最高裁弁論で、弁護側は「共犯である高橋受刑者の供述には、多くの変遷や不自然さがあり、信用できない」などと無罪を主張。検察側は上告棄却を求め、結審した。 

2015年12月4日、判決で裁判長は「高橋受刑者の証言は、裏付けがあり信用性が高い一方、新井被告の弁解は不合理だ」と無罪主張を退けた。そして、「共犯者が意のままになることを利用して、冷酷非道な犯行を実行させた。利欲的で身勝手な動機による計画性の高い犯行で、2人の生命が奪われた結果は重大だ。責任は高橋受刑者に比べ相当に重い」と指摘した。

これにより、新井竜太の死刑が確定した。彼は現在、東京拘置所に収監されている。

事件に関するまとめ

横浜・深谷連続殺人事件 現場
横浜事件の現場は、現在は駐車場になっている
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この事件における高橋の立場

まず、高橋に被害者的側面はあったのかを考察してみました。

新井が指示し、高橋が実行する、という主従関係は、多分その通りなのでしょう。

でも、高橋は洗脳されてるか、というとそれはちょっと疑問です。

本来は善良な人が主犯格の洗脳により罪を犯す、というのはありますが、今回のケースは「洗脳」というよりは「感化」されている状態ではないでしょうか?
もっとわかりやすくいうと、強い「影響」を受けている状態。

高橋は新井に心酔していたので、長年一緒にいる間に新井思考行動がうつってしまったように感じます。

高橋は、公判では罪を認め、主従関係はあったが自分の意志でやったと話しています。そして、主導的立場にあった新井のことは恨んでいないとも言っています。
このタイプの人は、付き合う相手によって変わるので、年上の従兄弟である新井がそばにいたことが不幸の始まりだったのかもしれません。

もっと立派な人格の人が近くにいれば、いい影響を受けた可能性はあります。

とはいえ、もう大人なので付き合う相手は強制できるわけでもなく、結局2人は同じ素養を持った似た者同士だったという見方もできます。
そんな邪悪な心を持った2人が密接に関わったことで、凶悪さが増幅されたのだとしたら、ちょっと空恐ろしい気がします。
そのあたりの関係性は、昔から2人をよく知る人にしか判断できない部分です。

 

新井は放っておいても自ら悪人になる人間、高橋はその素養は持ってるが環境次第で良くも悪くも変わる人間、ってとこではないでしょうか?

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新井竜太は冤罪???

トカナというサイトの記者が、死刑判決が出る前の新井に取材をしています。
それによると、新井は高橋にはめられたと言っているそうです。
記事を要約すると、以下のような内容です。

  • 高橋は安川さんと出会い系で知り合い金づるにしたが、自分は関与していない
  • 高橋は安川さん以外にも、出会い系で知り合った女性を風俗で働かせていた
  • 安川さんには「新井の命令」として売春させていたが、それは嘘
  • 2人を知る人たちは、主従関係はそれほど強固なものではなかったと証言


高橋は死刑になりたくない一心で先に自白して、心証を良くしたうえで「新井に従っただけ」という話を警察に信じ込ませた、と新井は主張しているのです。

凶悪犯罪者は、基本的に反省もしないし、嘘も平気でつきます。だからこそ凶悪な事件を起こすのです。まともな人間の思考とはまったく違うので、この話を鵜呑みにはできません。
ただ、警察も100%正しいかというと、そうとも言い切れない部分があるので、難しいところです。

とにかく事件に巻き込まれないように、自分が気をつけるしかありません。

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洗脳されたら逃げられない

次に、被害者の安川さんの立場で考えてみました。
彼女は高橋と出会い系サイトで知り合い、少なくとも当初は自分の意志で高橋と交際を始めています。
最初は優しく甘い汁を吸わせ、逃げられない状態になったら態度が急変する。これは悪党の常套手段ですが、新井と高橋もこの手を使ったのかもしれません。
付き合い始めのころからヤバさが発揮されていたなら、深い付き合いは避けて距離を取るでしょう。

 

洗脳の状態が進んでなかったのなら、養子縁組とか強制売春とかの時点で、逃げるべきだったと思います。でも、そうしなかった。

2007年に通帳詐欺で有罪判決を受けていますが、この取り調べ中に警察に助けてもらうチャンスもあったはずなのにそれもしなかった。となると、すでに洗脳は思いのほか深かったかもしれません。

この人の情報はほとんどないので、詳しいことはわかりませんが、何とかして逃げられなかったのでしょうか?

 

ひとつ腑に落ちない点があります。それは、安川さんが保護観察官に偽の借用書のことや売春させられていることを伝えているのに、改善のための動きが何もなかったことです。売春は違法なのだから、普通ならこれで調査されるべきと思うのですが、なぜそうならなかったのか不思議です。

 

事件をたくさん調べていると、こういう洗脳系の事件には共通点があるのです。それは、ある時点までならたいていの場合、逃げるチャンスがある、ということです。
ただ悪党のほうも、ターゲットを自由にさせているわけではありません。
一応「縛り」は作っているのです。例えば法的に効力のない誓約書だったり、なんとなくここにいるのが義務のように思わせたり、です。

そういうものに騙されないように、自分の頭で考えることをやめてはいけません。
それをやめたときはもう逃げられません。ドアが開いてるのに、自分の意志では出ていけなくなるのです。

 
洗脳の怖いところはそういう部分です。初期の段階で違和感を感じとることが大事です。

これはブラック企業もまったく同じだそうです。ブラック企業に在籍中は、なぜか辞めてはいけない義務のようなものを感じるそうです。
「不満」というよりは「何かおかしい、間違ってる」と感じたとき、その直感を信じることも大事なことです。それもできるだけ早期に、です。

 

叔父の久保寺さんに関しては、気の毒ですが避けられなかったかもしれません。

自分の甥に警戒することはあまりないですし、高橋は朝まで一緒に飲んでいるのです。まさか寝た後に殺されるとは、誰も思わないでしょう。

もし避けられる方法があるとしたら、甥2人の本性少年時代に見抜けくことしかありません。危険な兆候が現れるのは14歳頃といわれています。「こいつはヤバいやつだ」と見抜けたら、個人的な関りを断つことで事件に巻き込まれなかったかもしれません。

例えば、動物虐待などが過去にあるなら、サイコパスのような危険人物ですから、身内でも近寄ってはいけません。そのレベルでしか、予防はできないでしょう。

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