【7選】夫婦そろって凶悪犯|子供は大丈夫?【死刑】

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事件まとめ

世に凶悪犯罪者は多いといえども、”夫婦そろって” となるとそうたくさんはいないようです。

この記事では、夫婦で凶悪犯罪を犯し、少なくともどちらか1人が死刑確定となった事件を紹介します。

結果的には夫婦共に犯罪者でも、「妻は夫の影響を受けている」ケースが多いです。

1.和歌山毒カレー事件

和歌山毒カレー事件
 
名前林眞須美(逮捕時37歳)林健治(逮捕時歳)
判決死刑
大阪拘置所に収監中
本事件は不起訴
保険金詐欺で懲役6年
発生日1998年7月25日
被害者数4人死亡
関係夫婦
子供4人(1男3女)

1998年7月25日に発生した和歌山毒カレー事件は、日本人なら知らない人がいないと言われる有名な事件である。夏祭りで地域住民にふるまわれたカレーにヒ素が混入していて、体調を崩した67人のうち4人が死亡する大惨事となった事件だった。

この事件で逮捕されたのが、この地域に住む林眞須美健治夫婦。2人に嫌疑がかけられたのには、以下のような理由がある。

  • 林家は以前「シロアリ駆除業」を営んでいたことがあり、家宅捜査でヒ素が発見された
  • 当日、カレーにヒ素を入れられたのは眞須美だけ(当日、カレーの見張り番だった)
  • 夫婦は過去にヒ素を使用した保険金詐欺を複数行い、大金を騙し取っていた

「和歌山毒カレー事件」の詳細記事を読む →

「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実

だが、取り調べの結果、夫・健治は本事件に関与しておらず、妻・眞須美の単独犯行と結論付けられた。そして裁判で眞須美の死刑が確定となり、今に至る。

しかし、事件には決定的な物証がなく、眞須美は逮捕時から一貫して無実を主張している。巷では冤罪の可能性もささやかれてきた。

その後、長女が自殺

そんな中、2021年6月には眞須美の長女が自殺するというニュースが報道された。夫婦の長女・優子(37歳)は、関西国際空港へ続く連絡橋から自身の娘(次女・4歳)と飛び降りたのだ。さらに驚くことにもうひとりの娘・心桜さん(長女・16歳)も自宅で死んでいた。死因は両親による虐待死であった。

同日、優子の夫・木下匠(しょう)(40歳)も自殺未遂をしている。木下は優子の再婚相手で、心桜さんとは血がつながっていない。夫婦は以前から心桜さんを虐待しており、2013年には児童相談所が両親の面談している。この時は「2度としません」と確約が得られたために、2014年に解決済みとされていた。

凶悪夫婦の娘もまた、”夫婦で殺人事件” を起こすという、何か因縁めいたものを感じる出来事であった。

「和歌山毒カレー事件」の詳細記事を読む →

また、眞須美の長男が、メディアに出演するなどして話題になったことがある。長男は、林眞須美の息子ということで、施設で凄絶ないじめを受けてきた。そんな長男が、2019年にはAbemaTVに出演して、事件について初めて語り、本を出版するなどの活動を始めている。

2.北九州・連続監禁殺人事件

北九州連続監禁殺人事件
 夫(内縁)(内縁)
名前松永太(逮捕時40歳)緒方純子(逮捕時40歳)
判決死刑:福岡拘置所に収監中無期懲役:麓刑務所に服役
発生日1996年~1998年
被害者7人死亡
関係夫婦
子供松永と緒方の子供(男児2人)
松永と前妻の子供(男児1人)

家族同士でお互いに拷問しあうように洗脳し、自身の手は一切汚さず7人もの人間を死に至らしめた松永太。共犯で内縁の妻・緒方純子でさえも、マインドコントロールされていた。
日本一凄惨といわれるこの事件は、あまりのおぞましさに報道規制がなされたという。そのため、知名度は意外と低い。

高校時代の同級生だった松永と緒方。2人は卒業後、すでに既婚者だった松永からのアプローチにより交際に発展する。緒方の実家は地元では知られた名士で、土地などの財産が豊富にあった。松永はこれに目をつけたといわれている。

巧みな話術で緒方の両親と妹一家を取り込んだ松永は、通電などの虐待で彼らを完全に洗脳。そして、自身のマンションで過酷な暮らしを強要する。それはもう人間としての扱いではなく、家畜以下といっていいほどだった。

食事や排せつ、座ることさえ厳しく制限されるため、少しでもましに扱ってもらえるよう、家族は互いに悪口を密告し合うようになった。彼らは格付けされ、下位になった者には、恐ろしい通電リンチが待っていた。
ここまで来ると、もはやプライドや意志はなくなり、恐怖心もあって、逃げられる状況にあっても誰も逃げなかったという。

やがて、あまりの過酷さに体力のない者から次々と命を落としていく。そうなると残った者たちが遺体を解体して外に遺棄しに行くのだ。こうして緒方の両親と妹一家4人(子供2人含む)は跡形もなく消えてしまった。

消された一家 北九州・連続監禁殺人事件

犠牲者は緒方の家族だけではなかった。彼らが餌食にされる前に、ある父娘が標的にされ、父親はすでに死んでいた。生き残った娘が祖父母のもとへ逃げ、何かおかしいと感じた祖父母が警察に通報して事件が発覚した。

実の子供にも虐待

松永には子供が3人いるが、ひとりは前妻との息子で一緒に暮らしてはいない。かわいそうなのは、緒方との間にできた2人の息子である。長男は1993年1月、次男は1996年3月に生まれている。

2人の息子は緒方の家族ほど過酷には扱われなかったが、それでも厳しい制限や監視、通電などの罰もあったという。真冬でも短パンにTシャツで、お湯を使わせてもらえず、冷たい水のシャワーで体を洗ったこともあった。

学校にも行けず狭い部屋に閉じ込められ、時には遺体処理の一部を手伝わされた。食事も自分たちで準備し、ひどい時は食パン1枚という日もあった。

一番悲惨なのは、守ってくれるべき母親(緒方)も洗脳されていて、自分たちへの虐待に加担すること。幼少期の虐待は人格形成に影響があるといわれ、それは一生引きずるものである。

しかし、そんな生活も2002年3月7日、突然終わりを告げる。彼らの両親(松永と緒方)が逮捕されたからだ。父親に死刑、母親には無期懲役が確定したことにより、彼らが虐待されることはもうない。

24歳になった長男は、テレビ番組「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ)に出演して話題となった。その時のタイトルは「人殺しの息子と呼ばれて」。2017年10月15日に前編が、22日に後編が放送された。
その後、長男はYouTuberとして活動している。

3.筑後リサイクル店殺人事件

筑後リサイクル店殺人事件
 
名前中尾伸也(逮捕時47歳)中尾知佐(逮捕時45歳)
判決懲役28年懲役30年
発生日2004年5月~2006年10月
被害者4人死亡
関係夫婦
子供1人(当時女子中学生)

「筑後リサイクル店殺人事件」の詳細記事を読む →

中尾伸也知佐夫婦が経営するリサイクルショップは、日本一ブラックな職場だった。この店には信じ難いルールがあり、それは「ミスをした従業員には、別の従業員が体罰を加える」というもの。普通なら見逃すレベルの不手際でも、この店では許されなかった。たとえ経営者の中尾夫婦が不在でも手加減はご法度で、もしそれがバレれば今度は手を抜いた者が体罰の的になるのだ。

体罰はビンタ・ゲンコツが基本だったが、時には夫の伸也が殴る蹴るの暴行を加えたり、金属バットで殴打される場合もあった。そして特に標的にされた従業員は、中尾夫婦の自宅で同居を強要され、1日中暴行の的にされた。このような従業員は満足な食事も与えられず、次第に衰弱していった。

2004年5月~6月にかけ、ついに2人の従業員が相次いで死亡する。遺体は伸也の実家の庭に埋め、白骨化した頃に粉砕機で粉々にして川へ流した。夫婦は死なせた従業員の家族に「店を辞めて出て行った」と虚偽の説明をして、損害賠償まで請求しようとした。

中尾夫婦は、複数の従業員から数十万円~数百万円の金を ”店に損害を出した” などの言いがかりで脅し取っている。(払えない場合は、消費者金融から借りさせた)

義弟とその子供も犠牲に

中尾夫婦はこれで自粛することもなく、2006年10月には暴行・監禁のあげく、別の従業員を死なせてしまう。標的になったのは妻・知佐の妹の夫、夫婦からすれば義理の弟にあたる人物だった。さらに驚くことに、夫婦は義弟の幼い長男まで暴行死させているのだ。

中尾夫婦の周辺で、複数の人間が行方不明になっていることは、家族からの訴えで警察も把握していた。事件が動いたのは2014年4月11日、中尾夫婦が知人名義の消費者金融カードで不正に現金53万円を引き出した窃盗で逮捕されたのがきっかけだった。

この窃盗事件の取り調べにおいて、夫の伸也が「もう疲れた」と言って4人を死なせたことを自供したのだ。こうして、ようやく事件は解明へと向かったが、最初の従業員の死に関しては ”傷害致死事件” として扱われたために、時効が成立して不起訴となった。

あとの3人の死も、裁判では殺人罪ではなく傷害致死罪として裁かれ、判決は死刑でも無期懲役でもなく、有期刑が確定した。(妻の知佐に懲役30年、夫の伸也は懲役28年

「筑後リサイクル店殺人事件」の詳細記事を読む →

夫婦で殺人を犯す場合、ほとんどのケースで夫が主導しているが、この事件は妻の知佐が主導したとされている。

4.埼玉愛犬家連続殺人事件

埼玉愛犬家連続殺人事件
 
名前関根元(逮捕時51歳)風間博子(逮捕時36歳)
判決死刑
2017年3月27日、病死
死刑
東京拘置所に収監中
発生日1993年4月20日~8月26日
被害者数4人死亡
婚姻関係事件前に離婚
子供2人(1男1女)

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関根元風間博子は1983年、お互い再婚同士で結婚した。
風間は、当時の関根について「明るくて力強く、当時4歳の長男にも優しかったから、いい父親になってくれると思った」と話している。しかし、現実はそうではなかった。

関根は長男にひどい虐待をするようになり、風間は「このままでは殺されるかもしれない」と危惧して離婚を決意。真意がバレないように気を使い「税金対策のための偽装離婚」という説明で、1993年1月、離婚することができた。

事件はその3か月後に起きている。夫婦が経営するペットショップ「アフリカケンネル」の周辺で、愛犬家が失踪する事件が相次いだのだ。

関根は犬を法外な値段で売り、トラブルになった相手を次々と殺害していた。その手口は、犬の安楽死に使う薬を飲ませて殺し、遺体は細かく解体、骨まで粉々にしていた。そして、その殺害への関与が大きいとして風間も罪に問われ、夫婦そろって死刑が確定した。

子供のその後

離婚することで関根から遠ざけた長男は、その後無事に育っている。虐待は「木刀で背中を叩く、ボールペンで腹を刺す、膝にブロックを乗せて正座させられる、真冬に素っ裸で外に出される」といったひどいものだったという。

夫婦には、もうひとり子供がいる。それは、1985年に夫婦の間に生まれた長女である。関根は、この血を分けた長女には虐待しないどころか、とてもかわいがっていた。

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罠~埼玉愛犬家殺人事件は日本犯罪史上最大級の大量殺人だった!

大人になった長女は、事件について「両親とも大好きだったので、複雑な心境」であることを明かしている。また子供時代、周りの大人が関根を忌み嫌っていたことに、心を痛めていたそうだ。

5.大牟田4人殺害事件

大牟田4人殺害事件
 
名前北村實雄(当時60歳)北村真美(当時45歳)
判決死刑
広島拘置所に収監中
死刑
福岡拘置所に収監中
発生日2004年9月16日~17日
被害者4人死亡
関係夫婦
子供5人(3男2女)

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”夫婦そろって死刑” どころか、”家族そろって死刑” になったのが、この事件である。

福岡県大牟田市の北村家は、暴力団一家だった。組長は父親の北村實雄だが、実質組をまわしているのが妻の北村真美だった。そして、長男・と次男・孝紘も組の構成員だった。

北村組は小さな組で、実入りも少なくいつも金に余裕がなかった。そんな状況をさらに悪くしたのが、長男・が起こした殺人事件。組経営の建設関連会社に勤める18歳の少年が、突然辞めたのに腹を立て、行き過ぎた制裁で殺してしまうのだ。

追い打ちをかけるように、實雄が組員の妻と肉体関係を持つという、組長として恥ずべき行為をしてしまう。夫婦は喧嘩となり實雄は大暴れ、真美は精神的に落ち込んでしまう。

そんな真美の知人に、違法ヤミ貸金業を営む女性がいた。北村家とは違って羽振りのいいこの知人女性に、真美は妬み、やがて恨むようになる。

このヤミ貸金業の取り立て業務を北村組が請け負っていたが、これに関する金銭トラブルがあったほか、真美は知人女性に数百万円もの借金があった。

遺された三男が自殺

北村夫婦は、知人女性を殺して大金を奪う計画を立てた。そして、その計画に息子2人も巻き込んでしまう。

結局、北村一家はこの知人女性だけでなく、女性の息子(2人)と、息子の友人(1人)の合計4人を殺害した。金を奪うのに息子や友人まで殺す必要はまったくなかったのに、である。そして4人も犠牲にしたわりには、目的の大金を得ることはできなかった。

警察は4人の失踪に関して、親交のあった北村一家をマークしていた。そのため真美は参考人として事情聴取された。この直前、殺害した息子2人のうち次男の遺体がみつかっていた。真美は、捜査員から遺体が浮かんだ件を告げられると、観念したのか4人の殺害について自供を始めた

そして北村家4人は逮捕となり、裁判で全員に死刑が確定する。これは世界的にも類を見ないことだった。

大牟田4人殺害事|世界でも類を見ない”家族全員死刑” →

大牟田4人殺害事件「死刑囚」獄中手記

北村家には死刑となった息子2人(長男・次男)以外に、長女三男がいる。このうち、三男が2015年1月8日に自殺した。これは4人が死刑確定した2011年10月から3年と少し経っていた。
遺書などはなかったようだが、事件が影響している可能性はある。

6.夕張保険金殺人事件

夕張保険金殺人事件
 
名前日高安政(逮捕時41歳)日高信子(逮捕時38歳)
判決死刑:執行済み死刑:執行済み
発生日1984年5月5日
被害者6人死亡
関係(死刑執行まで)夫婦
子供2人(2女)

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日高安政信子夫婦は1972年、互いに再婚同士で結婚した。それぞれに連れ子(どちらも女児)がいた。

安政も信子も地元では知られた不良で、非行歴があった。結婚後は会社の設立・倒産をいくつか繰り返し、事件当時は夕張で炭鉱作業員を斡旋する「日高興業」を経営していた。

このころ炭鉱はピークを過ぎ、「日高興業」の経営も苦しい状態だった。そこで、夫婦が企んだのが保険金詐欺。1984年5月5日、自社の従業員宿舎に放火して、火災保険金と作業員4人の死亡保険金の合計1億3800万円を手に入れた。この火災では従業員4人以外に、保険金に無関係な住み込みの寮母の長女(13)と長男(11)まで焼死させた。

事件の発覚は1984年8月15日、実行犯である安政の部下が自首したことが発端だった。日高夫婦は逮捕となり、一審で死刑、控訴するも自ら取り下げたために死刑が確定する。通常、上訴取り下げは「死んで償いたい」という強い反省から行うものだが、日高夫婦の場合は違った。

夫婦は昭和天皇崩御に伴う恩赦を期待して、早く刑を確定させたかっただけなのだ。だが夫婦は大きな勘違いをしており、恩赦は強盗殺人罪には適用されないものだった。
こうして自ら死刑を確定させた2人は、1997年8月1日、夫婦そろって死刑執行となった。

日高夫婦の子供

再婚時に互いにひとりずつ連れ子(女児)がいたが、その後、子どもができたかどうかは不明である。

1981年10月に「北炭夕張新炭鉱ガス突出事故」が起き、夫婦にも多額の保険金が入った。従業員遺族に支払っても、6000万円ほど手元に残ったとされている。

夕張保険金殺人事件|恩赦狙いで死刑を選んだ凶悪夫婦 →

この大金で散財する中で、子供たちにはポニーを買い与えたという。

7.長崎・佐賀連続保険金殺人事件

長崎・佐賀連続保険金殺人事件
 (内縁)夫(内縁)
名前山口礼子(当時33歳)外尾計夫(当時45歳)
判決無期懲役:和歌山刑務所に服役中死刑:福岡拘置所に収監中
発生日元夫殺害:1992年9月11日
次男殺害:1998年10月27日
被害者2人死亡
関係逮捕時、内縁の夫婦
子供3人(2男1女)

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凶悪犯の子供というのはそれだけで不運だが、この事件ではそれ以上に悲惨な運命を辿っている。それは、”実の母親に保険金目的で殺される” という、常識では考えられない事態だった。

その母親、山口礼子は、夫がW不倫をしたために、不倫相手の夫からその ”代償” としてスナック勤めや愛人関係を強要されていた。そんな状況を救ってくれたのがスナックの客の外尾計夫で、彼のおかげで愛人関係は解消することができた。

山口は外尾に惹かれ、やがて2人は体の関係を持つようになる。だが、彼とて救いのヒーローというわけではないことを、あとから思い知らされることになるのだ。

このころ、山口は夫から離婚を匂わされ、「離婚しても財産は渡さない」と言われていた。さらに子供の親権まで奪われそうな気配だった。

山口は、これまでのひどい仕打ちもあり、夫に深い憎悪を抱くようになる。

子殺しが子に救われる

山口は夫を事故死に見せかけて殺害し、財産と保険金を手に入れようと考えた。そして、この計画に外尾が協力し、夫殺害は成功する。財産と保険金1億円を手に入れた山口だったが、この金のほとんどを外尾にギャンブルで使われてしまう。

一方、保険金に味をしめた外尾は、自分に懐かない山口の次男を次の標的にしようと考える。当然、山口は猛反対、自分の子供を保険金詐欺のために殺すなどできるはずがなかった。

だが、結局のところ、山口はこの殺害計画を実行してしまう。睡眠導入剤を飲ませた次男を海に突き落とし、必死の思いで岸までたどり着いた次男の頭を押さえ、溺死させてしまうのだ。

裁判では、一審で2人に死刑判決が出たが、控訴審では山口に無期懲役、外尾に死刑と判決がわれた。その理由として、「夫殺害については ”山口に同情できる点がある” こと、そして次男殺害に関しては ”当初は何度も阻止しようとした” こと」などがあげられた。次男殺害は、外尾の強引さに負けてしまったと認定されたのだ。

長崎・佐賀連続保険金殺人事件|実の母が保険金狙いで息子殺し →

さらに山口を助けたのが、長男長女が提出した ”極刑回避を求める嘆願書” だった。実の子供を殺した山口だったが、皮肉なことに救ってくれたのも(別の)実の子供だった。

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